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ラマダン中に水飲め令。

2009年08月20日 16:03

もうすぐラマダンが始まります。

この暑さの中ラマダン....。




普通に生活しているだけでも辛いこの暑さの中
日の出から日没までの間の絶食は
か~な~りキツイと思います。



屋内での労働者ならまだしも
屋外での労働者はどうなってしまうのでしょう?



そこでイタリアのマントヴァで
こんな内容の条例が制定されました。

「ラマダン中でも水を飲むこと。守らなければ解雇する。」

これは一日中、夏の強烈な太陽の下
農園でトマトやメロンの収獲する
イスラム教徒の労働者に課された条例です。


断食中に飲まず食わずで労働したあげく
疲労、日射病などで倒れたり
もしくは命を落とす危険性を懸念しての条例なのですが。



この条例の下、イスラム教徒は水を飲むのでしょうか?












「飲まんわ~っ!」



との声がすぐに聞こえてきそうですが。










この条例は、すでに過去のラマダンで
断食中に水さえも飲まずに労働を続ける
信仰心の篤いイスラム教徒達が引き起こした
様々な問題に基づいており

しかもラマダンをする必要のないインド人の労働者が
断食などしていないにもかかわらず暑さの下
亡くなった事例が影響しています。




しかしイスラム教徒側では

「コーランに書かれている通り
 断食を含めて宗教の選択は個人的なもので
 誰によっても定めたり禁止されてはならない。

 よって、いかなる法規や契約も
 ラマダン中に水を飲むことを強制してはならない。

 そしてこの条例によってイスラム教徒の労働者が
 解雇されなどしたら
 我々はあらゆる手段を行使し抗議する。」






農場主もイスラム教徒を条例の下
強制することは難しいことは承知の上で
さっそく次の手段を考えている...


と la Repubblica誌が続けるに....


農場主はイスラム教徒の雇用よりも
ルーマニア人の雇用を推し進めることにより
問題解決を図っている。




ってことは


この無謀な条例の影にも
欧州共同体に属さない国出身者よりも
同じ低賃金で雇うならば
EU圏出身者を雇うという、あからさまな目的があるようです。



なぜ季節労働者もEU圏内出身者を政府は求めるのか?


イタリアからほど近い国に住民票をおき
季節労働のため出稼ぎにやってくるルーマニア人は
季節労働後すぐに国に帰って、物価の低い自国で暮らします。





EU圏が広がる前は、誰もやりたくない仕事をするのは
アフリカや南米、フィリピン出身者だったのですが

彼らはイタリアに住民票をおき
季節労働契約後に次の仕事が見つからない場合
失業保険金を申請しながら生活を続けるので
イタリア政府にしてみれば「高くつく」労働者なのです。






神と信仰者との間の問題に口を挟む条例なんて
無信仰の私でも「失礼だなぁ」と思ってしまいますが

こうして騒ぎ立てる裏には
いつも何か真の目的が隠れているものです。











 
 












コメント

  1. b_nomad | URL | Lq.qUf9U

    Re: ラマダン中に水飲め令。

    ラマダン・カリーム!
    またラマダンの季節がやってきましたね。
    >「ラマダン中でも水を飲むこと。守らなければ解雇する。」
    健康を考えてくれているのか、なんて暢気に読んでいたのですが、裏があったのですね(苦)
    今日はさすがに水無しで過ごしましたが、日本は去年より涼しいせいか(と言っても湿度高の30度)
    以外と楽に過ごせました。
    が、明日から続行するかどうかは今のところ不明です(苦)
    因みに旦那には無理せず水は飲め!と強く言っている私です。

  2. delizia | URL | -

    Re: ラマダン中に水飲め令。

    ラマダン・カリーム☆
    あっという間にまたラマダンの季節ですね。

    b_nomadさん、毎年トライしていてエライですね。
    今年の私は「授乳中」という失礼をいただいております。

    夫は頭痛と吐き気があるらしく
    見ているのも辛い一日目でございました...。
    日に日に楽になるとのことですが
    死なないように、最悪の場合は水飲んでほしいですね。

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